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イタリアの大聖堂に明り取りにしてはあまりにも見事で綺麗な色彩を放っているステンドグラス。あの鮮やかなそし
て建造されてから数百年の時を経ているのに色褪せることがないガラスはどのようにして発色しているのか不思議に 思いませんでしょうか。宝石からヒントを得て、様々な色を出している古代の人々の優れた知恵は感心を通り越し、 「現代人は進化している」と我々が、思い上がっていることを改めなくてはならないことを教えてくれているようです。
ガラスの原料は、珪素とそうです「重曹」も製造中に使用されます。これに染料を入れ色を出しているのであれば何
の面白さもありませんが、金属を細かくし入れ込んで色を出しているとするとちょっと興味が尽きません。先人たち は、どの金属を用いればどの色が出せるかということを何度も試行錯誤して完成させてきたのでしょう。
ベネチアグラスは、金色に輝く箇所と鮮やかな赤と透けている透明な箇所と確認されますが、すべて「金」の密度
によって生み出された柄と色彩であることが分かった瞬間、鳥肌が立つほど衝撃的でありました。ガラス内の金の密 度が高いところは黄金色に輝き、赤色は、金の密度が低い「クラスター構造」を取っていて【紫外線を通す際に、青を 吸収してその補色として赤が色として見える】ことによるものです。
ステンドグラスもこの珪素ベースの金属クラスター構造の応用ですべての色を演出していて、この先時間を掛けて
「何色は、何の金属が使用されている」を探求したいと思っています。箱根ガラス美術館に入った際にウランは「黄色 になります。」との説明を受けました。宝石もこのような仕組みで色を発していて、関連性を追及していくことで誕生石 の意味とガラスの色の持つエネルギーとは何か。何色が人にとってどのような影響をもたらすのか解明したいもので す。
大聖堂には様々な精神状態の方がやってきますが、太陽光線がステンドグラスの様々な色を介してきっとすべて
の人に素晴らしい影響をもたらしていることは想像に難くありません。オーラソーマといった色彩心理療法があり、色 には、それぞれの意味を持っているわけです。ぜひともイタリアに現地取材したいものです。
ナノ・テクノロジーがこれからのテーマともてはやされて、製品化に向けて各社開発に余念がありません。すでに古
代の人々は、この領域に達していて、見た目には「芸術品」ですが、実は、「超最先端技術」のヒントをさりげなく残し 伝承してくれているのでしょう。
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